なんとなく気分でやっているイベント第1位
節分!(当社調べ)
皆ただ単に豆まいて食べて終わってない?
そもそも子供の頃以来やったこともないって人も多いと思う。
かくいう僕もそうで、実家を出てからというもの、ここ20年ほど一度も豆まいたことがない。
というか節分てなんだ?
そんなわけで今回はハロウィンとかクリスマスに目を向ける前に日本の身近な文化「節分」を改めて考えてみようと思う。
とはいえ個人ブログなのであっさりとね。
節分とは?
「節分」てのは「季節を分ける」という意味もあるらしく、各季節の始まりの前日を指すらしい。
つまり一年のうち立春、立夏、立秋、立冬の前日4回あるってことだ。
なかでも旧暦における一年の変わり目(立春の前日)の節分は大晦日に当たる日で、他の節分よりも重要視されたらしい。
そのため「節分=立春の前日」という認識が広まっていったそう。
立春は2月4日頃だから節分はだいたい2月3日になります。
なんで豆まくの?
季節の変わり目には悪いものが生じやすいと信じられていた。
これは季節に限らず色々なものがそうですね。何かの境目には魔が生じやすい。
例えば逢魔時(昼と夜の間)だったり、鏡だったり。西洋でもクロスロードには悪魔がやってくるとか言われるよね。
そう考えると節分は季節の変わり目であると同時に、一年の変わり目でもある悪霊フィーバー状態になっているわけだから、その日に悪霊を退けるための行事をするのは大事ってわけだ。
で、なんで豆なのよって話なんだけど、
豆をまくようになったのは室町時代くらいかららしくて、五穀(米、麦、冷え、アワ、豆)の象徴である豆はイコール、農耕民族の日本人の象徴でありこれには神様が宿るって信じられていたらしい。
また豆(まめ)=魔を滅する(まめ)って意味もあるみたい。
あとさ、単純に豆って投げやすいよね!ってのがあったと思う!米も日本の象徴だけど米って投げづらいし、石だと危ないし(笑
投げやすさ大事よ。
ちなみに場所によっては落花生とか投げる地域もあるんだって。
千葉??
千葉でしょ、落花生投げるの。
千葉しかないでしょ絶対!あそこ落花生しかないもん。ピーナッツ入り味噌でご飯食べるイカれた県だよ!
あ 東北なの?
ごめん。
それと俺も千葉出身だったわ。
そもそも鬼って何?
鬼鬼言ってるけど実際「鬼」ってなんなの?
ここからは僕も知ってる話(ちょっと自慢)
もともと「鬼」という字は中国から入ってきたもので、中国では「鬼」だけで死者、幽霊、魂などを表しています。
中国や台湾でお化け屋敷のことを「鬼屋」と言うのはそういうわけです。
この漢字が日本に入ってきたのは奈良時代の頃で、そのときは「鬼(おに)」ではなく「鬼(もの)」と呼ばれていました。そこに仏教や陰陽道の概念が加わることで「鬼=邪悪な魂、幽霊」になっていきます。
ちなみに「もののけ」という言葉は「鬼の気配=もののけはい→もののけ」から来ているという説もあります。
そいで、平安時代になると姿の見えないものを表す言葉「隠(おん・おぬ)」が転じて「おに」と呼ばれる様になり、それに「鬼」という漢字が当てられていったと言われてます。
なので「鬼」てのは姿の見えない邪悪な気配のことになりますね。
その「鬼」が一年と一年の境界にあたる時期にやってくるから、豆をまいて追い払おう!ってのが「節分」ってことだね。
わかりやすい?どう? だめ?
鬼の見た目にもちゃんと意味があって、風水に「鬼門」という方角があるけど、これは北東にあたり、昔で言う丑寅の方角になります。(十二支で方角を表したときに北は子、南は午になるから、北東は丑寅です。)
鬼の姿は丑の角に、虎のパンツ。丑寅を表しているんだね。
「鬼は内!」という地域もある。
豆まきのときの掛け声といえば、「鬼は外、福は内!」が定番だけど「鬼は内!」という地域も東北や関西の一部にあります。
なんでそんなこと言うのかというと場所によって理由や説は異なりますが、よくあるのは鬼神や荒神を祀っているからというパターンです。
日本では本来は邪悪な霊だったものをお祀りすることで、その強大な邪悪パワーをむしろ利用させていただこうという考えがあります。
有名どころだと平将門公を祀っている神田明神や、菅原道真公を祀っている太宰府天満宮など。
そういったことから「鬼は内!」という掛け声をする地域もあるみたいだね。
じゃじゃ馬を手懐ければめっちゃ強い!ってことだ。ただその分扱いを間違えると大怪我するけどな・・・
こわ
まとめ
そんなわけで今回はなんとなく気分でやっているイベント第1位「節分」について書いてみました。
最近は日本にも外国人が増えてきて、彼らからふと日本の風習について尋ねられる機会もまあ無くはないかなと思います。
「ナンデ マメ ナゲル? ホワイ?」って聞かれたときにちゃんと答えられる様にしておこう。
ま とにかく「節分」ひとつとっても色々バックグラウンドや意味があって日本の風習って面白いなって話でした。
2023年の節分は2月3日
記事では書かなかったけど今年の恵方巻きの方角は「南南東」だって。わかりづらい!
じゃ