ホラー映画は好きだけど一人で見てるとなんだか廊下の方が気になる・・・
夜、結局怖い夢見ちゃう。
はい、それ私です。
幽霊や超常現象も信じてるわけじゃない。そんなもの見たこと無いし体験したこともない。なんなら「私、霊感あるの!」みたいな人をアホかっ!とも思っているよ。
でもそれとこれとは別なの。
怖い映画を見たいけれど、あんまり怖すぎると嫌って人は結構いると思う。
だから今回は僕がオススメするAmazon Primeで見れる「怖そうで怖くない少し怖いけど一人でも見れるホラー映画」を紹介したい。
視覚的に気持ち悪かったりグロい映画は選んでません。あと見てて痛い映画(SAWとか)ものせてません。当たり前だけど見たら呪われる系映画もないよ(そんなものそもそも無いけどね!)
※Amazon Primeへのリンクは各タイトルに貼ってあるので気になったらどうぞ。
(あらすじは書いてあるけどネタバレはないはず・・・)
『シャイニング』
いきなり超有名どころだけど鉄板です。
とはいえ実は見たことないって人も結構いるんじゃないかなと思う。もう40年以上前の映画だしね。
小説家一家が冬の間ホテルの管理人になって住むんだけど、そのホテルには悪霊がいてだんだんとお父さんが狂気にかられていき最終的には家族たちを襲い始めちゃうって話。
監督はスタンリー・キューブリックで原作はスティーブン・キング。キューブリックがキングの原作をほぼ読まずに作った結果、原作とは全然違うものになってしまって後日キング先生がプリプリしてしまったというのは有名な話です。
そのせいもあってか、スティーブン・キング原作にありがちな直接的なホラー表現はほとんどなく、じわじわと精神的にくる怖さがメインとなっている。
とはいえジャック・ニコルソンは普通に恐いけどね(笑)
この映画が怖すぎないもう一つのポイントはとにかく映像が綺麗だというところ。キューブリックの映画は全部綺麗だけど、とくに『シャイニング』はカメラのダイナミクスやレイアウトが素晴らしいと思う。
だから、怖さよりも映像そのものの良さの方が印象に残る。殆ど全てのカットがポスターアートみたいなレイアウトでカッコいいんだよ。
出来たら一人で集中してじっくり見てほしいなと思う作品です。
じゃ次!
『死霊館』
2013年のホラー映画。
実在するアメリカの超常現象研究家ウォーレン夫妻の調査をもとにした心霊現象エクソシズム系の映画です。『死霊館』シリーズの第一弾で他にも続編やスピンオフが制作されています。
邦題だけ見るとなんだかおどろおどろしい映画ぽいけど実際に見てみるとそんなことは無い。確実に邦題ミスってると思う(笑
古いお屋敷に引っ越してきた一家に次々とおこる怪奇現象をウォーレン夫妻が解決していく。もともとこの地域は魔女が呪いをかけた土地でこのお屋敷も恐ろしい悪霊の館だったのだというお話。
確かにホラー映画以外の何ものでもないんだけど、グロテスクな表現や凄惨なシーンは全然出てこない。大体は物が動いたり、音がなったりという現象がメインなので一人で見てても大丈夫だ。
2、3回ビックリするシーンはあるけどそれも一瞬だから頑張って!(笑
それでいてちゃんと心霊ホラーならではのゾクゾクした怖さはあるので十分楽しい。
またこの映画が面白いと感じるのはキャラクター設定がしっかりされているところだと思います。
主人公のウォーレン夫妻が魅力あるキャラクターに描かれているし、特にロレイン役のヴァラ・ファーミガはミステリアスな雰囲気が役にマッチしていて本当に霊能力者っぽく見えてくる。シリーズ化されるのも納得。
脚本が丁寧な感じがして見ていて分かりやすいし、怖いけど怖すぎない、そして話も面白い。
最近のホラー映画の中ではとてもオススメな作品です。
そのうち海外ドラマシリーズにもなりそうな予感。
他のシリーズ
・・・うーん、やっぱり『死霊館』って邦題間違ってると思うけどな。いや間違ってはいないんだけど字面と映画のイメージがあってない気がする(笑
『ドクタースリープ』
2019年のホラー映画。『シャイニング』の続編。
主人公は『シャイニング』当時子供だったダニー(ユアン・マクレガー)で、あの冬の事件以降も彼につきまとう悪霊や狂気を解決するために再び因縁のホテルに戻るという話。
こちらはスティーブン・キング原作色が強く、最初に紹介したキューブリック版『シャイニング』の続編として見るとガッカリしてしまうと思うので注意されたい。ところどころキューブリック版の要素も出てくるけど全体の雰囲気は全く違う。
とはいえ映画は面白いです。ホラー映画だけどアクションや超能力バトル的な要素が強いから一人で見てても全然怖くない。
ただ1シーンだけ子供相手に結構むごいことをする箇所があるので、そういうのが苦手な人にはオススメしない。後味も悪いので精神的ダメージもあると思う。
ユアン・マクレガーやレベッカ・ファーガソンが出演しているところからして、大衆向けのホラーミステリーって方向性で作られたんだろうなと思います。
あと3つ!
『エクソシスト』
説明する必要はないと思いますが一応ね。
1973年公開のホラー・オカルト映画の金字塔。悪魔パズズに取り憑かれた少女リーガンを救うために家族と神父様たちが頑張る話。
一番怖いホラー映画と言われているけど、実は「怖いけど怖くない映画」です。残酷で気持ち悪い表現は無いし、ビックリするポイントも殆ど無いので一人で見ても大丈夫だ。
『シャイニング』同様に映画として素晴らしいので是非見てほしい作品です。
ディレクターズカット版もあるけど、個人的にはオリジナル版を推したい。こちらの方がすっきりとまとまっているし、何よりもディレクターズカット版はいらない要素が多い気がする。リーガンが逆さ向きで階段から降りてくるところとか視覚的なインパクトはあるけど、お話的には蛇足な気がするしね。
沢山の解説・考察サイトもあるから見終わった後にそれらを読む楽しみもあるから是非一人で見てその後いろいろ補足サイトを読んでみてほしいです。
ストーリーの解説も面白いけど、監督のフリードキンのイカれっぷりを著した撮影秘話も面白いよ。
デジタル処理されているとはいえ古い映画だから、昔のフィルムの感じがそもそも苦手なんですって人にはオススメできない(笑
カラス親父の夢の中で一瞬さしこまれる悪魔の顔がこわいから気をつけて。
『ハロウィン 2018』
1978年に公開されたホラー映画「ハロウィン」の続編。
本作に登場する殺人鬼ブギーマンは『13日の金曜日』のジェイソン、『エルム街の悪夢」のフレディ等と並ぶ人気のキャラクターです。人気ゲームの『Dead by Daylight』にも登場しているね。
全然横道に逸れるけど、アメリカ映画の殺人モンスターって男性が多くて、日本は女性が多いよね(貞子、伽耶子とか)アメリカの恐怖は直接的な暴力がメインで日本の場合は精神的な怨念からくるホラーの違いなのかな?
話を戻すと、この映画もそこまで怖くないので一人で見ても大丈夫だ!
オリジナルの78年版はハロウィンの夜にお姉ちゃんを切り殺した弟が精神病院から脱走した後、手当たり次第に人々を殺しまくるっていう理不尽シリアルキラー映画なんだけど、今作はそれから40年後を描いた話になっています。
一作目(78年版)で生き残ったヒロイン、ローリーを当時と同じジェイミー・リ・ーカーチスが演じています。
今回もブギーマンことマイケルは手当たり次第に出会った人を殺しまくるから怖いは怖いんだけど、それより何よりもジェイミー・リー・カーチスがかっこいい!
これはホラー映画ではなくジェイミー・リー・カーチスのアクション映画です。完全武装の戦うババアがかっこ良くないはずがない!!
最終的にはローリーの娘カレン、孫娘のアリソンも加わって女三世代VSマイケルという、最近ありがちなポリコレフェミ映画っぽくはなっちゃうんだけど、とにかくカッコいいのでOKだ。
ラストでカレンが覚醒するシーンからの「ハッピーハロウィーン」は胸熱だからそこだけでも見るべし!
旧作シリーズを見ていた方が楽しめるけど、今作だけ見ても大丈夫。気になるなら旧作は解説サイトとかでなんとなく内容掴んでるくらいで良いと思います。
見終わった後は無駄にジェイミー・リー・カーチスと言いたくなること間違いなし。
ちなみに続編の『ハロウィン KILLS』も出ていますが、こちらは後味が良く無いので個人的にはオススメしない。
ホラー映画とはいえ見終わった後の後味って大事。
『グレムリン』
え? ホラーじゃない?
だって、Amazon Primeでホラー映画のジャンルに入ってたからさ、一応。
最後はほっこりしてほしい。
とはいえ内容は結構過激なのよ。何人か死ぬし・・・
ギズモかわゆ。
そんなわけで以上です。
今回はホラーは好きだけど一人で見るの苦手って人のために「怖そうで怖くない少し怖い一人でも見れるホラー映画」を紹介しました。
『シャイニング』以外はシリーズ物になっているから、気に入った作品があったら是非他シリーズも見て見てください。
個人的に『死霊館』シリーズはおすすめです。『エクソシスト』や『ハロウィン』はシリーズの面白さに偏りがあるから気をつけろ!!
あと『グレムリン』は近々公開予定のアニメ版『Gremlins: Secrets of the Mogwai』も製作されてるから、そっちはそっちで楽しみだね。ルックが超かわいい。
では