もうすぐクリスマスだよ!
今年もあっという間に終わりますね。
・・・えっ?
ほんとに??
今年の1月って何してたっけ?
・・・というか夏に何してたかすらもよく覚えていない。
35歳超えてあたりからの一年のどうでも良さってマジで尋常じゃないね。
ともあれ、
今回のテーマはクリスマス。
皆さんクリスマスはどう過ごす予定ですか?
クリスマスといえばサンタ!
お父さんもサンタ。お姉さんもサンタ。コンビニの店員さんもサンタ。
俺もさ、学生の頃コンビニでバイトしてたときクリスマスの時期になるとやらされたよ。サンタの格好して接客するやつ。
あれって学生時代の特に男からすると辱め以外の何ものでもないよね。あういうの一番嫌悪する時期じゃない。
オッサンになった今なら全然やるけどさ。むしろやりたい!でも男子学生にとってあれって辛いよね(笑 がんばれ!
そんなわけでクリスマスといえば皆サンタなんです。よくてトナカイのコスプレくらい。
けど、俺的にはクランプスを推したい!!
みんな「クランプス」って知ってる??
俺はオカルト好きを自称していながら、つい最近まで知らなかった。
時は遡ること数年前のクリスマス、新宿かどっかのデパート行った時にこんなディスプレイがあったの。
アグレッシブじゃない?なんでクリスマスの時期にこんなダークなディスプレイするんだろ?
しかもデパートが。
アンチ・クリスマス商法かな?デパート側もついにクリスマスに浮かれてる愚民どもキレて、もうどうでもよくなったのかな?
って思ったんだけど、そうじゃなかった。
一緒にいたイギリス人の友人から教えてもらったんだけど、
これがクランプスって言うんだって。
クランプスは、ヨーロッパ中部の伝説のモンスターたちであり、その不気味な存在は、見るからに恐ろしい風格ながらも、実は心優しい聖ニコラウスの付添い人で、悪い子を正す役割を果たすというミッションがあります。
とのこと。
西洋版なまはげみたいなもんかな?
ヨーロッパでは割とポピュラーなものらしく、友人はイギリス出身だけど詳しく教えてくれた。
キリスト教の文化圏だと12月6日に、クリスマスとは別に「聖ニコラスの日」ってのがあって、この日になると聖ニコラスがやってきて”良い子”には靴の中にお菓子やら何やらをプレゼントしてくれるんだって。
でこの聖ニコラスに同行して、逆に”悪い子”にお仕置きをしていくのがクランプスというわけだそうだ。
こわっ
だって、笑顔の聖ニコラスと一緒にこの悪魔たちが町を練り歩くんだよ。想像したらめっちゃ怖い。
もう聖ニコラスまで怖い。いや、むしろその中で聖人のニコラスが一番怖いかもしれん。
悪魔を従える聖人って、もう完全敵じゃん。ラスボスじゃない。
まだ鬼がお仕置きに来る秋田ナマハゲの方がシンプルでわかりやすい。なんかこっちは設定が複雑でシステムがよくわからん。
なんとなくハロウィンに似てるね。
ハロウィンの起源はイギリスのアイルランド地方に住んでいたケルト人の行事で、ケルトの文化では一年の終わりは10月31日。
秋田のなまはげも12月の31日、
一年の終わり、つまり年と年の間・境界に得体の知れないものがやってきて、町を練り歩くって言うのは、色々な地域にあった風習なのかも知れないね。
※何かと何かの境界には、魔が潜みやすい。あの世とつながりやすいと言われています。
聖ニコラスがその後、サンタクロースになっていった一方で、クランプスは一般的にならずむしろキリスト教からは規制の対象にすらなっていたみたい。キリスト教が布教されていくなかで、よくあるパターンだ。
でも最近になってまたチラホラと注目される機会も増えてきたクランプスたち。
個人的にはこっちの方がカッコいいし、可愛いから、ぜひぜひクランプス推しをしていきたい!
クリスマスはサンタじゃなくて、クランプスの仮装して街を練り歩きたいな。