中山昌晃先生のホラー漫画『不安の種』
見事に実話怪談っぽい怖い話を漫画化しているなと思う。
有名な漫画だけど、実話怪談が好きでまだ読んだことないって人には是非おすすめしたい漫画です。
ほとんどの話に原因もオチもない。
日常の中に唐突に現れて去っていく怪異。
え?
それでどうなのよ?
って展開が多いんだけど、そこがまさに実話怪談ぽくて消化不良な怪異だけ残る。
タイトルの通り”不安”の種だなと思う。
ほとんどの話に怪異の発生地区が記してあって、都内が舞台となっている話も多いから
話自体はフィクションであるものの、その妙にリアルな描写と画力の高さも相待って、自分の住んでいる近所での話だったりすると、背筋が一瞬涼しくなります。
今は続編の『不安の種*』が連載されているので興味があれば是非。
今はいろんなウェブアプリで見れると思うんだけど、
ホラー漫画は是非書籍で買って手元に置いておいて欲しい。
怖い漫画ってなんとなく漫画自体からあやしい雰囲気が漂っていて
何の気なしに本棚に並んでいるのを見たときにいや〜な気分になることってない?